Q-1. 設計事務所(建築家)の仕事がよく分からないのですが・・?
A. 建築家は、建築主の「夢」を「かたち」にする仕事をしています。はじめに建築主にお会いして、建築に対する夢や基本的な要望事項などをお聞きします。同時に敷地(現地)を見せて頂き、その特性を十分に把握します。その上で、敷地条件や法的制約を踏まえて、具体的にどのようなプランが可能なのかを提案します。このラフプランをもとにさらに検討や話し合いを重ね、建築主と概ね基本的な合意に達した段階で、設計監理委託契約を結び正式に設計がスタートします。設計・監理業務には、基本設計、実施設計、工事監理という一連の流れがあります。基本設計では、建物の規模・構造・間取りやかたちの概要をまとめます。実施設計では、意匠・構造・設備のさらに詳細な図面や仕様書などをまとめます。このようにして作成された設計図書が工事発注図面となります。工事を発注するにあたり、まず複数の施工業者(工務店)を選定し工事費の見積りを出してもらいます。各工務店からの見積り内容を比較検討し、最終的に一社に絞って工事請負契約を締結するまで総合的なサポートを行います。工事が始まれば、建築主に代わって、適正に工事が行われているかを監理し、工事が完了した時は建築主と共に完成検査を行います。以上が設計・監理業務の主な流れです。出会いから建物完成まで、建築主の「夢」を「かたち」に変えるため、情熱を持って仕事を遂行します。また、建物完成後もアフターケアをとおして建築主のよりよい生活をサポートしていきます。
Q-2. まだ設計事務所にお願いするかどうか分からないのですが相談にのってもらえますか?
A. はい。疑問点や要望事項など何でもご相談ください。ご自分では無理だとあきらめていたことに、夢のある解決方法をご提案できるかもしれません。
Q-3. 土地探しの段階から相談にのってもらえますか?
A. はい。専門的な見地から有効なアドバイスのできることが少なくありません。
Q-4. 設計監理料はどのくらいですか?
A. 建物の用途・規模によって変わりますが、一戸建住宅新築の場合、工事費の10%〜13%くらいが標準です。病院・クリニック新築の場合も同様ですが、工事の規模が大きくなるに連れてパーセンテージは低くなります。
Q-5. ローコスト住宅でも引き受けてもらえますか?
A. はい。これまでの経験から達成可能な条件であれば引き受けます。
Q-6. 傾斜地なので造成にお金がかかると言われたのですが・・?
A. 造成工事を行わず、斜面のままで建築工事が可能な場合があります。その場合、総工事費に大きな差が出ることもあります。
Q-7. 外構や造園の設計までトータルにデザインしてもらえますか?
A. はい。ランドスケープデザインも建築デザインの一部だと考えています。
Q-8. 増改築(リフォーム)や用途変更(コンバージョン)の仕事も引き受けてもらえますか?
A. はい。資源有効活用は時代の要請です。意欲的に取り組みたいと思います。
Q-9. 遠隔地でも可能ですか?
A. はい。交通費等のご負担が発生する場合には、あらかじめ相談させて頂きます。
Q-10. 建物完成後のアフターケアもしてもらえますか?
A. 完成後1年目や2年目の瑕疵担保検査の立会いのほか、「特殊建築物の定期報告」や定期補修、模様替えの相談など、長期間に亘り建築主をサポート致します。