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平賀久生建築研究所 Hiraga Architect & Associates

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TERRAZZA 芦屋川
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*兵庫県芦屋市
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houses other works
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説明  
空の家
TERRAZZA 芦屋川  TERRAZZA Ashiyagawa
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 震災で全壊した住宅と店鋪の再建に、低層集合住宅を併設した復興計画。敷地は建蔽率40%、容積率80%の第一種低層住居専用地域で第一種高度地区、「環境」と「まちまみ」が必須のキーワードであった。  敷地内には元々瀟洒な和風庭園があり、松、杉、梅、百日紅、椿、金木犀、柊、柚子といった種々の樹木の他、大小の庭石をはじめ灯籠やつくばいも何体かが崩壊を免れ残っていた。この庭園をできるだけ保存・再生すること、また周囲のまちなみに自然に溶け込む「スケール感」と「間」の感覚を醸し出すことが主要テーマであった。  建物を三つの棟に分節化し、棟と棟との狭間の空間に意味付けをしながら繋いでいく。狭間の空間とは、アプローチの路地であり、住棟間の中庭であり、またテラスであったり階段・ポーチであったりする。前面道路の延長(ふくらみ)でもあるアプローチ広場はそのまま路地へと繋がり、同時に北東側ショップフロントのテラスと共に身近な境界領域を形成している。 広場のシンボルツリーであるケヤキをはじめ、エゴニキ、ウメ、シャラなどと共に、再利用されたつくばいが潤いを添えている。   前面道路南寄りからの全景 アプローチ広場近景 アプローチ広場見返し  コンクリートのサークルベンチとシンボルツリー。右はA棟2階への階段。 アプローチ奥からの見返し。左のカーブした壁は、オーナー棟屋外階段を囲う壁。 オーナー棟側からアプローチ広場を見る。正面はA棟。 アプローチ奥上部からの見返し
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アプローチ奥上部からの夕景 オーナー邸リビングルーム オーナー邸リビングから坪庭を見る。灯籠や石組みは旧邸からの再利用。 A棟2階住戸リビングルーム B棟東側に再生された和風庭園 北東側からの鳥瞰図
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主な用途:低層集合住宅 Main use : Low-rise housing 敷地面積:1059.37m2 Site area : 1059.37m2 建築面積:416.35m2 Building area : 416.35m2 延床面積:757.52m2 Total floor area : 757.52m2
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Photo : Tatsuo Hanashiro
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