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平賀久生建築研究所 Hiraga Architect & Associates

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谷口病院
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*大阪府泉佐野市
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説明  
谷口病院
谷口病院 Taniguchi Hospital annex
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臨空都市・泉佐野の中心部において、長年に亘り産婦人科医療の一翼を担いその重責を果たしてきた地域の中核病院が、新たに婦人科外来棟を新築することとなった。不妊治療などの高度生殖医療を中心とする先進的な婦人科診療の場として地域における期待も大きい。  既存の本館に対し北西側対角に位置し、細長い三角形とも云える奥の深い敷地条件の中で、本館との緊密性を失わず、且つ婦人科外来棟としてのアイデンティティーを併せ持った機能と空間が求められていた。  期待と不安とが交錯する微妙な心境で訪れる患者さんのため、信頼感と優しさの感じられる端正で優美な佇まい、そして光に導かれ、希望や上昇感に溢れた空間づくりがテーマとなっている。    ⇒本館側から見た正面外観。細長い敷地条件を生かしたワイドな正面性と、ビッグキャノピーが浮かぶ彫りの深いポーチ部の表情。 正面夜景。別館全体が、フロストガラス越しの柔らかい光に浮かび上がり、ライトアップされた樹木の陰影とともに優美な趣を漂わせている。 北西側から見た印象的な佇まい。本館側からみると裏側に当たるが、幅員16メートルの域内幹線道路に面しており、前面を通過する車のスピードに対応した流麗なファサードを構成している。 北西側夜景。曲面で構成された建物コーナー部やビッグキャノピーがライトアップされ、流麗なシルエットはひと際印象を深めている。 南西側外観。コーナー部を曲面で構成した建物の形態は、マットな乳白のモザイクタイルと相まって、ふくよかで優しい表情をもたらしている。 ポーチ見上げ夜景。夜診に訪れた患者さんは、優しい光に導かれるように建物に誘なわれる。
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吹抜けのエントランスホールと受付カウンター。 1階待合ロビー。左手のフロストガラススクリーンと上部トップライトからの柔らかい光で充たされている。奥に中待合と外来診察部門、左手のオープン階段を昇るとIVF治療部門に繋がる。 待合ロビー奥からの見返し。上昇感に溢れた空の見える吹抜け空間を構成している。 吹抜けのオープン階段を見上げる。 2階コリドール奥からの見返し。夜、外部が暗くなってからも、間接光を中心に空間全体が柔らかく包み込まれるように設計されている。 木の葉型のトップライト見上げ。 外来診察部門・中待合奥からの見返し。
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外来診察室。 外来内診室。 2階IVF治療部門・ミーティングルーム。 IVFルーム IVF治療部門・安静室
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主な用途:病院別館 Main use:Hospital annex 敷地面積:428.18m2 Site area:428.18m2 建築面積:299.38m2 Building area:299.38m2 延床面積:740.34m2 Total floor area:740.34m2
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Photo : Masato Ikuta
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