*

平賀久生建築研究所 Hiraga Architect & Associates

home * message * works * works * Blog * contact
*
丘の家
*
*
houses other works
*
説明  
丘の家
丘の家 VILL ROCHE JARDIN
*
芦屋市の東部、なだらかな丘陵地が拡がるなかに小高い丘を形成する一帯がある。この頂上付近の南傾斜部分は、二十数年前に造成され住宅地となり、北側一帯のやや平坦な部分は未だに雑木林や竹林のままで残されている。この住宅地の最も高い部分に位置する敷地には、光があふれ、風が渡り、南東側への眺望も開けた優れた解放性を備えていた。 深い軒を持つ、大きな切妻屋根に抱かれた二階建て。一階部分は、大地から立ち上がったような土壁風掻き落とし仕上げの壁。二階部分は、杉板を濃いチャコールグレーに染めた羽目板張り。軒裏の化粧野地は赤みを帯びた栗色に染められている。 玄関へのアプローチや車寄せに架かる日除けルーバーやスクリーン、そしてそれらを支える列柱など、すべてが木製でリズミカルに構成され、建物全体が深みのある色調をまとい、丘の上に静かな佇まいを見せている。 建物の内外に亘って追求された木構造の緊張感と美しさ。外壁から棟頂部にまで連続する外断熱・外部通気構造のサーキュレーションシステム、木製建具とペアガラスによる外部開口部廻りの構成など、家全体を包み込む高度な断熱性能。無垢の木や珪藻土など自然の素材を中心に、空気感や肌触りまで大切にしたナチュラルな内装仕上。環境への配慮と省エネルギーを踏まえつつ、機能性と優しさを両立させた現代の高性能木造住宅。 北東から庭とウッドデッキを見る	手前コンクリートの張り出しは、暖炉用のアルコーブ。 玄関へのアプローチ カーポート屋根を支える列柱が、アプローチに心地よいリズムを生み出している。 ポーチ見返し 屋根ルーバー、列柱、奥の連子ス	クリーン、丸太垣など和洋のモチーフが不思議な調和と粋なテイストを生み出している。 玄関ホールから玄関を見る 煉瓦敷きの床に白壁と民家風の天井…ここも和洋折衷のモダニズム 広間を見る 柱や梁がそのまま顕された素材感豊かなインテリア。しっとりとした落ち着きが感じられる。
*
キッチンから広間を見る キッチン床は大判のテラコッタ風磁器タイル。 サンルーム 正面のドアからウッドデッキに繋がる。右手が南面。 2階ゲストルーム コーナー引戸をフルオープンにするとバルコニーデッキとフラットに連続する。右側の壁面は収納式ツインベッド。 書斎 屋根裏を生かしたロフト付き。 和室4畳半 奥行30cmの簡素な床の間。
 
*
主な用途:住宅 Main use : Residence 敷地面積:362.94m2 Site area : 362.94m2 建築面積:141.93m2 Building area : 141.93m2 延床面積:207.12m2 Total floor area : 207.12m2
*
Photo Tetsuo Hanashiro
top * back * next
*
Copyright(C)2006,Hiraga Architect & Associates. All Right Reserved.