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平賀久生建築研究所 Hiraga Architect & Associates

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混構造の家
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京都府福知山市*
houses other works
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説明  
丘の家
混構造の家 House of hybrid structure
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代々100年続いた旧家が道路整備の立ち退きで、近くの土地区画整理事業地の一角に移転することとなった。新たに次の100年を住むために建てる3世代同居の家。コンクリート打ち放しを望む若夫婦、屋根があり軒もある気候・風土に根差した家を希望される母、双方の想いを叶えるため、コンクリート打ち放しと木造の混構造の家を提案することとなった。伸びやかな屋根のスカイラインの内側には、随所に吹き抜けの重層的空間が設けられ、機能的に分けられた1・2階の各部分を再び繋ぎあわせ、包み込まれるような連続性・一体感を生み出している。(高断熱・高気密の屋根・壁の構造と共に、24時間換気空調システムが組み込まれている) 北側道路からポーチ廻りを見る深い屋根庇と庵治石積みの壁が、ポーチ廻りの重厚な印象を生み出している。 東側全景 平坦に拡がるのどかな住宅地の中で、南北に延びる2層屋根の勾配はできるだけ緩やかに設定されている。2階外壁は杉竪羽目板張り・染色仕上、1階はコンクリート打ち放し仕上。 北側全景 緩やかな屋根勾配が優美なプロポーションを生み出している。 ポーチから玄関正面を望む 玄関ドアの両サイド及び上部には透明ガラスが嵌められ内外の連続感を強調している。庵治石積みの外壁は透明ガラスを介し玄関内部まで連続し、重厚さの中にも繊細なディテールが仕込まれている。 玄関ドアを開け、玄関ホールを望む。ホール全体が奥行きの深い2層分吹抜けの空間であり、中間に空中廊下が渡っている。正面奥は庭からの内玄関。 玄関脇から玄関を見る 腰掛けは地松の一枚板 玄関ホール奥からの見返し 右手の飾り棚は桜材練り付けにカシュー塗り。
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玄関ホールから広間入口を見る 左側廊下は玄関脇からのサブ動線 薪ストーブが置かれた寛ぎのコーナー。広間から約30?床を沈めてあり、落ち着いた雰囲気を与えると同時にテラスとの連続性を高めている。 仏間 コンクリートの壁で囲われた坪庭 から光と風を導く。坪庭の松は旧家からの移植。 2階寝室 梁や小屋組みなどの構造材を顕し とし、小屋裏の空間はロフトとして利用している。
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主な用途:住宅 Main use : Residence 敷地面積:637.82m2 Site area : 637.82m2 建築面積:289.34m2 Building area : 289.34m2 延床面積:363.97m2 Total floor area : 363.97m2
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Photo Tetsuo Hanashiro
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